イースター考察置き場

体癖について書く事が多いです

体癖練習(ジャンケットバンク)※2023/11/9更新


【更新】
2023/9/12:眞鍋 瑚太郎の項目を更新
2023/11/4:牙頭 猛晴の項目を追加

2023/11/9:漆原 伊月の項目を追加


以下、ジャンケットバンク132話(休載イラストや単行本の巻末おまけ含む)までのネタバレを含みます。

私自身は名越康文先生のゲーム実況を見て、体癖に興味を持っただけの素人&あくまでも感覚を掴む為の練習なので「このキャラはこの体癖で確定!」という事ではないです。仮に間違っていても「何故そう考えたのか?」は残しておくべきだと思ったので、ある程度診断出来たキャラはここに記しておきます。
ちなみにメインなのに判定してないキャラがいたり、文章量に差があるのは好感度というより個人的な考察のしやすさです。
※体癖を知らずに記事を読んでいる方は「体癖」で検索すれば分かりやすく説明されているサイトが沢山あるので、良ければ調べてみて下さい。名越先生のYouTubeでも解説されています。


【はじめに】
キャラクターが多いので、一旦描写が多い4リンク以上のギャンブラーと御手洗のみ診断する。

個人的にジャンケットバンクは6種的作品だと思う。
社会、世界、即ち現実を生きられない人々がギャンブルというロマンに命を懸けるという物語。あとはキャラクターに表の職業と裏の顔でギャップがある部分など。
そしてその奥に(個人の中に従うべき強い観念や人生の指標があるという点で)強い1種性も感じる。6種性が強い作品の裏に1種性を感じる事があるのは、殉教的な部分が共通しているからかもしれない。ちなみに前作の概念ドロボウも6種×1種的作品だと思う。


【真経津 晨】

6種(+9種)

→目が据わっており、特に初期の話だと全体的に脱力している感じがある。
(これは真経津に限った描写ではないが)異性を惹きつけているシーンがあったり、何処か色っぽい雰囲気。御手洗は同性とは言え、破滅させるほど人を心酔させるのは6種的キャラ付けかと。
他には片付けが苦手で何だかんだ他人から面倒を見てもらっていたり、意外と寂しがり屋で自分と遊んでくれる相手を欲しがっている所。あと鏡に相手の姿を映す決め技(?)も、自分の内面にある非現実世界へ他者を引き込む6種っぽいと感じる。
明らかに非日常の中で輝く人であり、話している内容もどこか掴み所がなく他者を翻弄するような印象。
ただ弓彦戦で服をはだけた時に意外と筋肉質だったり、ギャンブル中のひと時のチャンスに懸ける一点集中的な所とかは9種も混じってそう。
真経津がタフに見えるのは、まぁ本当にタフネスフィジカルなのもあるが、6種的外見で割と9種とか8種のような戦法を取る為ギャップが目立つからだと思う。
自立的に見えるが、本来は寂しがり屋で他者からの視線を必要とするタイプなのかもしれない。


【御手洗 暉】

2種(+6種)

→偶数系っぽさがあり最初は2+4種かと思ったが、真経津へのある種の崇拝的な入れ込み方は6種が入ってそうだ。
銀行員という職業、数字に強い性質はシンプルに2種的。職務に対しては忠実で、物語開始時点では地に足がついて真面目に生きてる2種の良い部分が出てたと思う。(今は良し悪しではなく単純に吹っ切れてしまった感じ)
予想外の事に対して弱く、狼狽える部分も2種的か。
見た目的にも華美な感じではなく、本人もそういうのは望んでないように見える。
デスストの回で名越先生が「2種が“すます”と手がつけられないくらい冷酷になる」と言っていたけど、最近の御手洗はその状態なのかもしれない。


【獅子神 敬一】

7種

→ストレートに見た目も性格も7種。本能的な目力の強さ、胴が太く筋肉がつきやすそうな体型。
ハンバーガー屋カラー絵の座り方とか、大学生編の「例えばコイツが10だとしてオレは大体…」とか凄く7種だ。強いと認めた村雨の言う事は聞く所とかも。
自身の臆病さを認めてそれを武器にするというのは、「感覚の鈍さ」という生物的弱さを強さにする7種的で良い。

以下、余談。
「獅子神さん、ギャンブラー向いてないよ」と言われる事が多いけど、7種は追い詰められると自分を追い込む為に賭けに出て、それで本気を出すタイプだ。体癖的に考えると向いてない訳ではないし、投資家やってるのも何だかんだ緊張感が必要で逆境に燃えるタイプだからだと思う。でも同時に7種は死ぬかの瀬戸際になっても引けず、本当に命を落とすようタイプでもある。表面的には悪態をついてても自分の仲間には情けをかけ、土壇場まで頑張ってしまう性格だからこそ、命をかける緊張の中に身を置いて欲しくない。何かベンチャー企業の社長とかそういう逆境の中で生きて欲しい…みたいな文脈だと解釈してる。


村雨 礼二】

9種(+1種)

→陰鬱かつ異常性を感じる独特な雰囲気。御手洗が初対面で感じた印象も非常に9種的。
レストランでステーキを食べてるシーンなどがそうだが基本的に他人の視線を気にしていない。
積極的に他人に優しくするタイプではないが、懐に入れた人間に対しては一見優しさに見えにくい見返りなき優しさを見せる…こういうのは9種の愛情表現っぽい。
ワンヘッドに行って危険を察知したら即座に降りたのも、名越先生が書いていた「神輿が崩れそうな時、9種はもう駄目だという瞬間に神業のように逃げる」に近いと思う。
「腹を開いて世界を確認する」という狂い方は9種で間違いないと思うが、同時に1種性も感じる。清潔感があり背筋がピンと伸びていて教授っぽい雰囲気、理屈っぽい喋り方とか。(1種と9種が混ざる人間は存在しないという記事を見た事あるが、キャラクターなので許して下さい…)
たまにネットでレクター博士みを感じると書かれているがレクター博士も多分9種。別の理論を出すがおそらくエニアグラムや16タイプも5w4INTJで同じだと思う。


【雛形 春人】

6種(+9種)

→目の下の隈、気だるげな目。100話でのカラー絵(今後も何回かこの絵を例に持ち出します)での派手な花柄の服チョイスとか、こういうサブカルっぽい雰囲気は6種的。
土屋田に依存する部分もあるが、いきなり豹変する二面性。作品への拘りや絵を描く事に夢中になり周りが見えなくなるのは9種要素か。
ただ本当の9種だと仕掛けそのものには勘で気付きそうなので、コインの仕掛けに気付けないのはどちらかというと6種の熱中っぽさがある。
意識的にそうした訳ではないかもしれないが、物語の流れ以外にも、雛形が友達にならなかったのは真経津と体癖が同じだからかもしれない。体癖が同じだから同じ性格になる訳ではないが、人間関係における立ち位置は被る可能性がある。
事実、真経津も雛形も担当行員との関係が密接で面倒を見て貰ってる辺りは共通している。


【叶 黎明】

9種(+3種)

→擬態への疑念だけで森を焼ける極端な性格。
少し異常性を帯びたような目つきの鋭さ、また服装の色合いや小物のチョイスもどこか毒毒しい。口の悪さに関しても非常にストレートで、興味のある人間とない人間での差が激しい。
ストリーマーという職業や映えるものを好む部分、好き嫌いが激しく子供っぽいファッションセンス等は3種要素か。
かなり奇数系っぽい性格とルックス。


【天堂 弓彦】

1種

→「頭の中にいる神の暴走」
これはかなり1種的だと思う。この神とは自分を含めた人間が従うべき観念であり、世界がかくあるべき観念である。
狂っているのに何処か正しさと聖性を失わない、というのは1種だからだろう。
外見的にも上にスッと伸びた身体つき、癖っ毛っぽい髪と1種的に見える。あと100話のカラー絵の服の色合い。センスが良くオシャレだと思うのだが、統一されていて、シンプルで…派手さがない。これは上下型のファッションセンスっぽい。
キャラクターとしての神父は1種的に表現される事が多いが、弓彦は狂った1種の例として面白いなと思う。


【時雨 賢人】

1種(1.2種)

→かなり悩んだ結果、一旦は消去法で。
村雨と対比されてる部分から9種も考えたが、相手からの反応ありきの皮肉っぽさは自己完結的な9種ではないだろう。例えば9種の村雨も口は悪いが、それを口にした時点で既に完結している感じがする。
データ自体は正しいのに、村雨の兄への気持ちを読み間違えたのは感情に疎い上下型っぽい。
外見的にもシンプルで清潔感のある服装、100話カラー絵における正装も弓彦同様派手さのないものを選んでいる。
2種にしては明らかに堂々としているので暫定1種。


【山吹 千晴】

7種

→おそらくキャラデザ的に獅子神と山吹は対比されていると思うのだが、山吹も獅子神と同じく7種かつ、より不健全に見える。
中学生時代の「すぐにブチギレてむかつく人間を殴る人間だった」は明らかに不健全7種。
最後には逃げたとは言え、ギリギリまで時雨を庇おうとしたのはやっぱり7種っぽいなと感じる。自分が相棒と認めた相手を見捨てられなかったし引けなかったんだろう。この辺りは5種等であれば良くも悪くももっと最適な判断をした筈だ。
完全に想像だが周囲から自分の7種性を認めて貰えず、押さえつけられた事でより反発し、それを正義と肯定されるストーリーとして「悪人を倒すヒーロー」を選んだのではないかと思う。


【眞鍋 瑚太郎】

9種
(2023/9/12:本編での決着により
開閉型/暫定9種→9種へ変更)

→情報が少ないので暫定9種としていたが9種で良さそう。
対生徒の時は優しそうに見えるが、ゲーム中や単行本でのプロフィール写真での暗い目つきは9種的。あと脱力感がなく常に力が入っているようだったり、腕で体をぎゅっと抱きしめるような姿勢等も。
1種的にも見えるが、ルールがなくても人は幸せになれると認めた後の爽やかさ(?)は1種としてはやや不自然かつ、上下型にないある種の贔屓性を感じる。弓彦はチャート的なものがありそこから溢れた人間にだけ平等に罰している印象があるが、眞鍋の場合はもっと自分の中にだけある価値観で判断しているように見える。
この辺りは身内性というか開閉型っぽさを感じた。


【牙頭 猛晴】

ねじれ型/暫定7種
(2023/11/4:項目追加)

→参戦ムービーのみの登場だが、
現時点で外見、姿勢、服装、声の大きさ、性格が非常に7種的だったので暫定で項目追加。
正直、ここから診断の変更があるとしたら8種になるくらいかなと思うくらいに、かなりねじれ型っぽい。
この漫画は7種気質のギャンブラーである獅子神と山吹は両方とも生き残っているのだが、牙頭はどうなるのだろうか。
モブにしてはキャラが濃いメイドウェイトレスは7種か9種、タトゥーシェフは8種か9種っぽく感じた。

 

【漆原 伊月】

2種(暫定)

(2023/11/9:項目追加)

 

→牙頭と同じく参戦ムービーのみで暫定追加。頭のハチ、しゃがみ座り等は9種っぽさもあるが気質から2種と判断。上にスッと伸びている感じは上下性があり、見た目だけで判断するとやや1種っぽいか。

上下の中でも偶数気質、感情を入れずに弁護という義務を果たす、それ以降の冷酷さ、判断基準が外界にある、鋭いというよりも暗い感じの瞳から2種判定。

地味に2種性の強いギャンブラーはいなかったので楽しみ。こういうタイプが敵対した時の無慈悲さは凄いので。

 


【まとめ】
左右型のギャンブラーいなさすぎ問題。
行員だけど、一応しいなさんとかは3種+5種っぽいかな。成長型の主人公or相棒ポジションじゃないと、左右型がギャンブル漫画で活躍するのは難しいという説が有力です。
個人的にラスボスは1種的キャラクターになるのではないかと予想。
6種的な作品かつ主人公が6種である場合、最後に立ちはだかる敵は

1種である事が多いように思う。